2023/07/31 10:50

中央ペルシアと西ペルシアの中間地域にあたるファラーハーン平原で、19世紀に西欧、とくに英国で人気の高かった絨毯である。主なデザインは総柄のヘラーティー文で、さまざまな反復花文の意匠もある。ヘラーティー文の色調を変えてメダリオンの構図に仕上げた絨毯も見かける。また、メダリオンとして日輪 (sunburst)を象ったギザギザの特徴的なメダリオンもつものもある。織りはトルコ結びとペルシア結びの両方が見られる。